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第80回は公務員試験10時間勉強法。公務員試験の特性に合わせた3つのコツ、時間のバランス、1日のルーティンをご紹介! 持続可能な10時間勉強方法をお伝えします。
公務員試験受験生なら誰しもが「10時間くらいガンガン勉強したい!」と思うのではないでしょうか。しかし、実際に10時間勉強するというのはなかなかハード・・・それを毎日続けるとなるとなおさらです。
今回は、寺本先生が公務員試験の特性に合わせた勉強方法をご紹介します。一般論ではなく公務員試験に特化してお話しするので、受験生は必見です。
継続していくためにまず重要なのは、睡眠時間を削らないこと。睡眠時間を削る必要はない。10時間勉強はかなりの勉強量なので、睡眠時間を確保することは大切。
早寝早起きは重要! 1日の始まりなので、ダラダラしてしまうと損した気分になり、気持ちが落ちてしまう。
また、早起きのクセをつけておくと、試験スケジュールにも合わせられる。午前中は数的処理や文章理解などの頭を使う試験があるので、頭を起動できるようになろう。
昼寝を有効活用しよう。頭がリセットするために昼寝は有効。時間は30分程度。
知能3:知識7
インプット3:アウトプット7
知識系の科目はどうしてもインプットが必要。アウトプット中心だが、7割くらいに抑えるイメージ。
ただ、インプットとアウトプットは時期によってバランスを考える必要がある。公務員試験勉強の最終段階になってくると、アウトプットの割合が大きくなり、バランスが変わってくる(アウトプットが8~9割に)。
午前中は、数的処理・文章理解、経済などの頭を使う科目を集中して勉強する。頭がすっきりしている状態でないとキツイため。また、数的処理や文章理解は教養試験のため、午前中に試験がある。このため、午前中に勉強すべき。
午後に好きな科目(コア科目)と嫌いな科目(コア科目)を中心に勉強。サブ科目は最後にまとめてでも良いが、コア科目は交互に勉強した方が良い。
みん公を19時に見てテンション上げる! みん公を見て、「よし!このあともがんばろう!」という気持ちの切り替えとして使ってみて。
寝る前のラスト2.3時間は、雑多な暗記科目をつぶすのに使う。人は寝ている時に頭が整理されると言われているので、詰め込むだけ詰め込む。暗記系の科目は「覚えている・覚えていない」関係なく頭に詰め込んでいこう。
1日の終わりはNHKの「時論公論」を見てから寝る習慣づけを。時論公論は最新の話題を見ることができ、小論文の型や書き方そのままなので、オススメ。NHKホームページのアーカイブで見逃したところも残っている。
※時論公論はNHK(総合テレビ)で毎日23時30分~23時40分に放送。
ヤミクモに10時間勉強するのは難しい。毎日長時間の勉強を継続するのがキツくなった時、今回紹介したスケジュールを参考にしてほしい。がんばろう!