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第110回は市から市への転職について。 今回は、公務員の転職の考え方・選択肢の多様性についてお話します。雇用のあり方はどんどん変化しており、10年後にはどうなるか分かりません。急激な変化にも対応できるよう今回の内容を知っておくことが重要です!転職は決してネガティブな理由だけではありません。市から市への転職について、志望動機や注意点、よく聞かれることを具体的に紹介しますので、ぜひご覧ください
市から市への転職は、国から地方自治体へなどと違って横にスライドするだけなので、面接官からすれば一見不思議な感じを受ける。そのため、しっかりとした動機がほしい。
激務である都心部の自治体を離れ、ゆとりを持って働きたいという人は一番多い。自分がしてきたことを生かせる(区から市への転職など)。
子育てを機にワーク・ライフ・バランスを意識して転職するケースが多い(特に女性)。女性は行政職についているときに保育園事情などを現場で見てきているので、ワークライフバランス意識しやすい。転職して引っ越すことが多い(23区や都市部の市役所から他の市へ移り住むケース)。
人間は、どこかで辛さを感じて違うところにいってみようとするのは普通のこと。何も考えずに40年間公務員で居続けることはない。これから市から市への転職は増えてくるので、積極的に考えてよい!
地元に戻って家族の近くで働くことを希望する人もいる(30代中盤や40代、経験者採用)。若いうちにチャレンジしてきたことを地元に還元するイメージ。
とにかく、今は一つの自治体で一生を終えたいという人が意外と少ない時代。そして、基礎自治体の仕事は基本的にどこも同じなので、今までの経験が生かせるという強みがある。
・一般の試験ルートにせよ、経験者採用ルートにせよ、採用者側は即戦力になるか見ている。
・辞める人材か辞めない人材かを見極めようとしてくる。一回他の自治体を辞めているので今回も辞めてしまうのではないかと思われ、多少のあおりもあるかも。そのため、目的意識を明確にしておこう。
公務員をやってきてよかったと思った経験、公務員として磨いてきたスキル、当該自治体のどのあたりが以前の自治体と異なると思うか、公務員になってからの失敗・苦労、どの分野が自分にあっていると思うか(得意分野)、などがよく聞かれている。