「公平に情報を届ける」をテーマに公務員試験合格に役立つ情報を発信していきます
第48回動画のテーマは小論文試験。 寺本先生が、一次試験の合否を分ける重要テーマとして挙げているのが小論文。 しかし、重要科目であることとは裏腹に、着手が遅れたり、本番までに対策の時間、回数が充分に取れない受験生がたくさんいます。 この原因は小論文試験が多くの受験生にとって、公務員試験で初めて経験するものであるために問題意識を持ちにくく、ついつい対策を先送りにしてしまうことにあるのではないでしょうか。 そこで、今回の動画では外せない小論文試験全体の制度や総論に加えて「文章」という小論文の根幹を成す重要なポイントから解説をしていきます。 早く取り掛かれと言われても、どこから始めれば良いかもそもそも自分が苦手かどうかも分からない。 こんな受験生には是非ご覧いただきたい内容です。
小論文は、「自分の考え」を書くもの。感想を書くものでも、知識を吐き出すものでもない。字数は短いものだと800字くらい、長いものだと1500字くらい。
社会で問題となっている「時事的な問題」が聞かれるので、時事的なことには関心を持っておこう。市役所などは、「市民が求める市役所の役割」「働くとはどういうことか」「失敗から学んだこと」「あなたが目指す職員像」などの抽象的な課題がでることもあるので、HPや受験ジャーナルの過去問の履歴を確認しておこう。
とっかかりとしては真似をすることが一番大切。そして、いい文章を読むことが大切。論説的なもの(社説など)がいい。
わかりやすいとは、読み手の側からみてわかりやすい、つまり読み返しが不要な文章のこと。「抽象論」で終わっていたり、「省略」(行間を読み取れない)が多かったり、「文法、語彙」などでミスが多かったりすると、読み直しが必要となる。読み手に対する配慮が行き届いているかがポイント。
論理的な文章とは、「構成」(段落分けなど)がしっかりしているという意味。構成力がある人の書いている文章は意図が明確でしっかりしている印象を受ける。分かりやすさに影響する。
言葉で話すのとは異なり、文章で自分の意見を伝える作業は思いのほか大変。ライン的な文章に慣れている若者が多いので、なかなか文章を書けない人が増えている現状がある。