教養試験だけの併願対策!公務員試験併願対策シリーズ第2弾!
みん公第153回は、公務員試験併願対策シリーズの第2回。今回は併願パターンとして、教養試験集中プランの「教養科目中心で受験可能なパターン」を詳しく解説します。
この併願プランは教養だけなので筆記試験はラクになり、負担はかなり減るというメリットがあります。しかし、専門試験があるところを受験できず併願のバリエーションが少なくなってしまうデメリットも…。
メリットデメリットの他、教養試験だけで受験可能な試験日程、さらにおすすめの試験をピックアップします。
公務員試験の教養試験集中プラン【専門試験がなく、負担が少ない】
教養試験中心で受験可能なプランである。このため、専門試験がないので、負担が少ない。また、民間就活と併願しやすいのもメリットといえる。
都庁や地方上級をはじめとして、広まりつつあり、併願は意外とできる。
公務員試験の教養試験集中プラン【注意点】
専門試験を勉強しないため、国家公務員は併願不可となるリスクあり。
また、誰でも受けられるようになるため、高倍率の水物試験になりがちであることを頭に入れておく。このため、リスクヘッジはできない。滑り止めにならない可能性もあるので、攻めの感じでいく。
公務員試験教養試験集中プランの試験日程のポイント
- 地方上級などに「新方式」など新たな区分が出てきている
- 北海道庁一般行政Aは2019年度5月・9月に2回実施している
- 教養試験だけで受験できる受け皿が増えてきている。より多く併願するため、遠征して受験するケースも多い(東京在住で北海道や長野を受験するなど)。
公務員試験教養試験集中プランをピックアップ!
教養試験だけで受けられる公務員試験を3つご紹介。
(1)東京都Ⅰ類B(新方式)行政
- 教養試験+プレゼン+ディスカッション
- 知識科目がほとんど出題なし!
- 民間就活のスキルが”そのまま”生きる試験内容
- おすすめは会話能力に自信がある人
(2)大阪府・大阪市
- 大阪府:筆記試験がSPI3+エントリーシート作成+論文で受験可能
- 大阪市:筆記試験が適性検査+エントリーシート作成+論文or専門試験
- 2次試験で他の試験とぶつかる可能性があるので、日程をしっかりチェック
(3)国立大学法人等職員採用試験
- 国立大学・国立研究所の職員採用試験(公務員ではないが、公務に似ている)
- 試験は午前中で終わる
- 教養試験のみ、論文試験・専門試験なし
- その代わり教養ボーダー高めなので、受かりやすいわけではない
- 数的処理や文章理解の対策をしっかり!
本当は5つ受けてほしい。上記の3つの他、北海道や市役所、民間などを入れて検討を。
最後に
- 公務員試験は教養試験だけで受験可能なところが意外と多い!
- 最新の日程をきちんとチェックしよう