「公平に情報を届ける」をテーマに公務員試験合格に役立つ情報を発信していきます
みん公第117回は公務員はブラックなのか?という話。 色々な見方があるテーマですが、今回は民間企業における「ブラック企業」の基準と現職職員からのヒアリング結果を照らし合わせて検証します。 果たして公務員はブラックなのか?寺本先生が出した結論とは? 受験生にとっても公務員という職業を理解するために有益な回です。
・厚生労働省の「ブラック企業マップ」にブラック企業の特徴が載っている。
・今回は、正規の公務員がブラックなのか寺本先生のヒアリングから考えます。
休みが取れない、長時間労働が当たり前(職場のマインドがおかしい)
→聞いたことある。有休が取れない、部署によるが業務がきつく長時間が当たり前なことは公務員にもある。
賃金が極端に低い
→仕事をたくさんやっているのに…ということは聞くが、ボヤキレベル。数値的には賃金が極端に低いことはない。
残業代が出ない
→あまり聞かない。上限が決まっていることはよく聞くが、残って仕事をさせる以上は残業代を出すという所がほとんど。この面では、民間企業にブラックは多い。
職員の離職率が極端に高い
→聞かない。公務員の離職率はあまり高くない。ただ最近、若手の離職率が上がっている傾向にある!?
ハラスメントが多い
→多いかどうかはわからないが、よく聞く。
公務員はブラック企業の条件に、当てはまるものものも当てはまらないものもある。部署によるのは民間企業と同じ。残業代が出ていて離職率もあまり高くないということからは、ブラックとは言えない。
公務員は全体の奉仕者なので、公務に対するマインドが必要。気持ち、思いがないとブラックだと感じてしまう。
ネットなどの表に出ている情報は、公務に対する思いが強い人の情報だけとは限らない。
公務員は公務がたくさん降ってくる業種なので大変だが、それを乗り越えられるかは公務に対する思いが関わってくる。
公務員の仕事にやりがいを持って頑張っている人の話を聞くのが大事!説明会や現職の公務員との対談に積極的に足を運んでみよう。