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第84回は勉強スランプの原因解明と脱出法を授けます。 実力の伸びを感じられなかったり、勉強しにくい科目に出会ってしまったりでやる気がダウンしてしまう… 公務員試験受験生なら誰しもがこのようなスランプを経験するのではないかと思います。 今回は寺本先生がこの試験勉強スランプの原因を解明し、対処法を授けてくれます! どんな問題も原因を言語化出来れば解決がグッと近づきます。 寺本先生から受験生への力強い激励の回です!
公務員試験受験生から、勉強が捗らない、スランプだという声が良く聞こえてきます。
スランプと聞くと、なかなか抜け出せない厄介なものというイメージがありますが、試験勉強におけるスランプは脱却できないものなのでしょうか?
スランプの原因を突き止めれば解決がグッと近づくかもしれません。
今回は寺本先生が思う「試験勉強スランプの実体」について考えていきます。
スランプとは原因不明の一種の混乱状態と定義されています。
例えばスポーツ選手が今まで当たり前に出来ていたことが急に出来なくなるような感じです。
原因不明(もしくは複合的で原因が見つけにくい)なので対処が難しいのが特徴。
スランプの定義に対して、試験勉強におけるスランプの原因ははっきりしているのではないかというのが寺本先生の主張です。
受験生のスランプの原因は「辛い」「先が見えない」など、勉強に起因しています。
これらの原因が試験勉強スランプにつながるかを知ると、解決の糸口が見えるかもしれません。
試験勉強スランプのきっかけになるのは「勉強を頑張った」ということ。
勉強を頑張ると、その苦しさ、めんどくささ、疲れを覚えることになります。
そうすると、今度は同じ勉強をするために、これらを乗り越えるマインドを作るという手間が増えることになり、がむしゃらに頑張ることと、取り掛かることが難しくなってしまいます。
この状態のことを試験勉強スランプと名付けました。
勉強を頑張ることで、これまでになかった心理的障壁が生まるという仕組みからすると、試験勉強スランプは受験生皆に等しく起こりうることだと言えます。
勉強に取り掛かれない状態が勉強スランプなので、基本的には勉強し続けることでしか打開出来ません。
勉強に取り掛かるためのルーティーンを作ることでマインドを作らなくても勉強モードに入ることが出来ます。
ルーティーンが定着するには60日程度かかるという論文もあるので、初めは苦しいかもしれませんが簡単にあきらめてはいけません。
頑張ったからこそ取り掛かれなくなるという試験勉強スランプは習慣化によって打開しましょう。
試験直前期からの習慣化は難しいので、問題意識を持ったら早く取り組むのが吉です。